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橋本総業様は、委託販売における「保管スペースが足りない」という課題解決のために外部倉庫を検討しており、WareXを導入されました。
そこで今回は、橋本総業様に初の外部倉庫としてWareXをご活用頂いた感想や今後のビジョンなどについてお伺いしました。
本日はよろしくお願いします。早速ですが、WareXをどのようなシチュエーションでお使い頂いていますか?
橋本総業様:弊社は商社ですので、さまざまな商品の販売を行っています。
私の部署ではAmazonでの委託販売を担当しており、扱っている部材が幅広く、荷姿が大きい商品など特殊なものも含まれています。しかしAmazonの倉庫に入庫するのが難しい部材を保管する上で、弊社が所有している東雲の配送センターではスペースに限りがあるという課題がありました。
そのため保管スペースの問題を解決するためにいろいろなサービスを探していたところ、WareXに出会いました。
WareXを最初に知られたきっかけとしては、どのような背景があったのでしょうか?
橋本総業様:私が直接調べたわけではないのですが、上長から「WareXというサービスがある」という連絡を受けまして、パレット単位でレンタルできるという特徴については事前に聞いておりました。
ありがとうございます。パレット単位で利用できる倉庫をお使い頂くのは初めてかと思いますが、今回のようにイレギュラーで保管場所が欲しいというシチュエーションになった際は、今までどのように対応されていましたか?
橋本総業様:基本的には弊社の倉庫に入れていましたが、やはりスペースには限りがあるため、取り扱いアイテム数を伸ばせなかった部分が課題でした。「アイテム数を増やしたい」というお客様からの要望にお答えするためには自社倉庫だけでは不足していると判断し、WareXのようなサービスを検討しました。
今回初めてシェアリング倉庫をご利用頂きましたが、これまで外部倉庫にさまざまなイメージを抱かれていたかと思います。イメージの中の外部倉庫と実際のWareXに差はありましたか?
橋本総業様:そうですね、WareXに対しては契約の面も含めて少し敷居が高いイメージがありました。リードタイムも1ヶ月や2ヶ月程度かかってしまうようなイメージだったのですが、今回WareXを利用させて頂いて、実際には事務手続きがすごく簡易的だったので便利でした。パレット単位で管理できる点も良かったと感じています。
ありがとうございます。今回外部倉庫を利用されるにあたって、WareXの料金についてはどのように評価されていらっしゃいますか?
橋本総業様:パレット単位の為料金体系が明瞭かつ単純で、計算も非常にしやすいですね。
逆に、WareXを実際に使ってみて導入前と感じられたギャップ等はありますか?
橋本総業様:外部倉庫を探す上で弊社としてもさまざまな条件を提示していましたが、ご紹介いただく倉庫さんによっては、土日祝日やイレギュラーな時間帯に対応してもらえなかったり、パレットの準備がない場合は別料金が発生したりするケースがあるなど、さまざまな制約があるなと感じました。
これはWareXというより、外部倉庫様を利用するケース全般に言えると思いますが、「融通が利くか否かは倉庫様次第である」とは改めて感じています。
今回WareXをお使い頂いて、目的は果たせましたでしょうか?WareXへ求める点等は御座いますでしょうか?
橋本総業様:今回、200~250アイテムをWareXに預けました。現状では外部倉庫に持ってこられた量は目標アイテム数の半分以下ではありますが、取り扱いアイテム数は非常に増えたと感じており走り出しは非常に順調かと感じています。
因みに、お問い合わせから倉庫のご提案までのリードタイムは、いかがでしたか?
橋本総業様:リードタイムには概ね満足しています。2、3日で準備ができるとは事前に聞いていたのですが、非常に速いと感じています!
引き合いと契約締結ではご満足頂けているというお話でしたが、お問い合わせに対するオペレーションや対応はいかがでしたか?
橋本総業様:非常に満足しています。基本的にイレギュラー対応などは電話で対応して頂いているのですが、どんな時も非常にスムーズに対応して頂いて、こちらの抱えている問題も察知して対応して頂けています。
ありがとうございます。今回倉庫を決めて頂くにあたって、複数倉庫を実際に見て頂きましたが、今後はオンライン上で安心安全な倉庫を視察なしに決められる形が理想だと考えています。そのような環境を実現するために必要な情報などあれば教えていただけますでしょうか?
橋本総業様:それでいうと、やはり倉庫は一度見ておきたいと考えています。担当者や倉庫内の気温など、細かい条件は実際に行ってみたほうがわかりやすいという面もありますよね。
視察は基本的にイレギュラー対応なんでしょうか?
いいえ、現状ではイレギュラー対応ではなく、荷主様から視察したいという要望があれば対応させて頂いています。しかし、今後案件数が増えて現場視察の対応が増えてくると対応が難しくなる可能性もないとはいえない状況です。できれば視察なく倉庫を決定できるプロセスを組めると弊社としてもベストではあるのですが、現状では続けていきたい意向です。
橋本総業様:そうだったのですね。例えば倉庫内の写真をもう少し充実頂くと、契約するかどうか判断しやすいとは思います。
ありがとうございます。先ほど、実際にオペレーションをして頂く中で、弊社のサポートとのやり取りは上手くいっているというお話を頂きました。入出庫や在庫の実績確認についてはどのような感想でしたでしょうか?
橋本総業様:在庫については元々管理の方法がパレット単位だったので、管理しやすいなと感じています。
橋本総業様には、「今後もWareXを活用していきたい」と考えて頂いています。
最後に、橋本総業様がWareXを活用して今後どのように物流戦略を展開していくのか、今後の展望やビジョンについて伺いました。
今回初めて外部倉庫を使われたと伺いましたが、「もう一度使ってみたい」「今後拡大していきたい」といった方針はありますか?
橋本総業様:WareXは今後も利用していきたいと思っています。というのも、移動がすごく簡単でオペレーションが非常にわかりやすく、使うタイミングによって倉庫を変更することもできるので、今後はそういった使い方もしていきたいなと考えています。
*ありがとうございます。逆に、「こういうところを改善してほしい」「こういう機能があったら」というご要望はありますか? *
橋本総業様:基本的にWareX上に登録されている倉庫様は別会社様になると思いますが、倉庫間の連携や、パレット以外の出荷作業ができたらすごく便利だと感じています。
パレット単位で出すだけではなく、バラで出荷できるイメージ等でしょうか?
橋本総業様:そうですね、出荷作業もバラで対応して頂けると非常にありがたいです。
貴社は商社というポジションなので、お客様から直送で倉庫に荷物をお送り頂くシチュエーションが頻繁に発生するとも伺っています。このことから、お客様が「パレット単位で在庫を管理する」という情報を知らずにバラ入荷となる可能性もあるかと存じます。こういった時の柔軟な対応強化がWareXとして今後の課題だと思っています。因みに、当社と御社はパレット単位契約ですが、エンドユーザー様から届くものの荷姿がわからないケース等もあるのではないでしょうか?
橋本総業様:そうですね、メーカーさんから貨物が送られてくる時は、基本的にパレットなしで送られてきます。パレット無しで貨物が送られて来た時に、別料金でも構わないので対応して頂けると非常に助かります。
ありがとうございます。今回の案件のように、パレットと同等に扱える大きな荷姿であればダンボールと比べて管理しやすい面もあるので、状況に応じてパレット単位の枠に縛られずに対応させて頂きます。そういったご要望はお気軽にお申し付けください。今後のサービス改善へ役立てたいと思います。
橋本総業様:ありがとうございます。
ここまでは、オペレーションのお話をお聞かせ頂きました。今回WareXという外部倉庫を初めてお使い頂くにあたり、想像よりもスムーズにいったなという印象をもって頂いたようですが、あらためて今後WareXを活用する上での展望などはありますか?
橋本総業様:弊社は商社で全国に支店があり支店ごとに在庫を抱えているのですが、各支店で連携を取れていないのが現状です。
例えば「北海道に在庫があるのに共有できていない」といったことがあり、支店のメリットを活かせていないと感じています。WareXを活用することによって、倉庫を連携させる取り組みができれば今後非常に役立つかなと思います。
ありがとうございます。現在の運用としては、御社の拠点ごとに在庫管理システムを導入されていて、それが横方向で連携されていないというイメージですか?それともシステム自体が導入されていないのでしょうか?
橋本総業様:システムに関しては弊社の方で導入しているのですが、現場の担当者が在庫マスタの整備などを上手くできていない状況にあります。
そうだったのですね。WareXの運用時にはIDを発行して頂くのですが、IDの発行単位は部署ごとや拠点ごとになるので、東雲の事業所でひとつ、北海道でひとつなどの拠点ごとの発行が可能です。ある程度のシステム改修は必要ですが、在庫データをWareXにアップロードして頂ければ、橋本総業様の中で在庫を共有する使い方はそれほど難しいことではないと考えています。今後、御社内限定でWareXをお使い頂くような形は十分考えられると思います。
橋本総業様:そうですね。全国的に展開していけるとより良くなりそうだ、という印象をもっています。
私たちの部署は委託販売をしているというお話をしたのですが、実はその委託販売をしている部署は北海道と東京と大阪の3つしかありません。なので、実質的にはそこの3拠点を連携させるというイメージになるでしょうか。
全国に倉庫を借りて連携させて、例えば出荷の際も発送先の最寄りの倉庫を利用して出荷させるなど、複数の支店で倉庫を共有するようなことができるととても便利だと思います。
現在は、各支店ともに自社の倉庫しか使われていないのでしょうか?
橋本総業様:はい、自社倉庫しか使っていません。そのため「一度弊社の倉庫に在庫を持ってきてから出荷する」という形をとらざるを得ない状況で、オペレーションに不便さを感じている状況です。
そういった状況でシェアリング倉庫を使って頂き、本当にありがとうございます。今後はさらに倉庫数を増やしていきたいと考えています。加えて、パレット以外の出荷対応についても、システム改修に取り組みたいと思います。本日は貴重なお話をお聞かせ頂きありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。