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物流管理とは?行う目的や効率化する4つのアイデアを完全解説!

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2022-06-24
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はじめに

「上手く機能していない物流業務を見直したい」
「自社の事業拡大に伴って、物流について今一度学び直しておきたい」

そんな方が真っ先に行うべきことは、「物流管理」について知るということ。

物流管理について知っておきたい基礎知識は、主に以下の表の通りです。
物流管理_課題.png
本記事では、上記のような物流業務に携わる企業や担当者が知っておくべき知識を詳しく解説。

また、記事の終盤では、物流管理を効率化させる実践的なアイデアも紹介しています。
物流_効率化.png

「今すぐ改善策だけ知りたい」という場合は、「物流管理を効率化させる4つのアイデア」をご覧ください。

物流管理とは

物流業務_種類.png
物流管理とは、顧客から依頼された商品を「適切な品質・量・時期・場所・価格」で届けるために、物流業務全般の管理を行うことです。

物流業務には、具体的に以下の6つの行程があります。
物流業務.png

これらの全ての業務を効率よく機能させるのが、「物流管理」なのです。

物流管理を行う目的

物流管理_目的.jpg

物流管理を行う目的は、一言で言い表すと「物流で起こりやすいトラブルを防いでサービスを向上させること」です。

具体的には、次の4つが挙げられます。

・誤配送を防ぐ
・欠品を防ぐ
・指定の日時に届ける
・商品の品質を保つ

それぞれどんな目的なのか、物流管理を行わないことでどうなってしまうのか、順番に説明していきます。

誤配送を防ぐ

物流_ミス防止.png

顧客の注文と配送する商品が一致しているか、確認する仕組みを作ることで配送ミスを減らします。

【具体的な物流管理方法】
・出荷時の環境を整理整頓し、伝票の貼り間違えや商品の取り違えを防ぐ
・配送先と商品が一致しているか複数のスタッフでチェックするルールを設ける

誤配送が発生することで、顧客に不信感を与えるだけではなく、再配送やミスの出どころを探すといった作業が増えてしまいます。

結果として物流コストがかさむ要員にもなるため、優先的に対策をとっておきたい要素です。

指定の日時に届ける

配送_管理.png

イレギュラーな対応や従業員の連携ミスなどによる、商品の納期遅れを防ぎます。

【具体的な物流管理方法】

・流通ルートや出荷日配送スケジュールを見直す
・情報の行き違いが起こらないよう、配送状況をシステムで管理する

指定した日時に商品が届かないと、顧客はストレスや物流会社への不信感を覚えます。

食品など、商品の種類によっては品質劣化に繋がる危険もあるため、納期遅れを防止するのは極めて重要な物流管理です。

商品の品質を保つ

保管_品質.png

商品に初期傷のあるものや不良品が混ざっていないかどうかを詳細に検品する

【具体的な物流管理方法】

・流通ルートや出荷日配送スケジュールを見直す
・情報の行き違いが起こらないよう、配送状況をシステムで管理する

商品に何らかの欠陥があれば、顧客からの信頼を失いかねません。

欠品を防ぐ

欠品_防止.png

在庫を正確に把握して適正在庫を算出することで、「注文を受けても配送できない」という欠品トラブルを防ぎます。

【具体的な物流管理方法】

・在庫状況がオンタイムで把握できるシステムを導入する
・売上の推移を定期的に分析し、必要に応じて商品を再入荷する

在庫管理が上手く機能していないと、欲しいと思っている消費者に商品が届けられないうえに売上のチャンスを逃してしまうため、早急に改善しておきたい要素です。

物流管理の現状と課題

物流管理_課題.jpg

物流管理の定義と目的を整理したところで、続いては物流管理の現状と課題について解説します。

業界全体における現状と課題を理解しておくことで、あなたの会社の物流管理に改善が必要かどうかがわかるため、しっかりと確認しておきましょう。
物流_現状と課題.png
それぞれ具体的にどういうことなのか、詳しく説明していきます。

物流管理の現状

物流管理の現状として押さえておきたいのは、以下の3つの要素です。

・国土交通省が発表した「物流を取り巻く動向について」によると、日本の国際貿易額は2020年1月~5月まで前年度の同月よりも下がっており、最大約27%の減少
→新型コロナウィルスの影響で、国際物流市場は縮小している

国土交通省が発表した「令和2年度 宅配便取扱実績について」によると、2020年度の宅配便取り扱い個数は、前年度と比較して約11.9%増加している
→ネットショッピングの普及などが原因で、個人向け配送は需要が増え続けている

国土交通省と全日本トラック協会が共同作成した「今すぐわかる標準的な運賃パンフレット」によると、トラック運転者の年間労働時間は、2015年~2019年にかけて他産業と比べて約2倍高いという結果が出ている
→人手不足によるドライバー・倉庫作業員といった労働者一人ひとりの負担が増えている

新型コロナウィルスは、国内外共に物流業界へ大きな影響を及ぼしています。

また業界全体では需要が拡大する一方で、人手不足により「働く人の負担」が問題視されているのも、見過ごせないポイントです。

物流管理の課題

物流管理の現状を踏まえて、そこから浮かび上がってくる課題は、次の2つです。

・業務の自動化と効率化によって人手不足、働く人の負担を解消する
・物流業界に不足しているIT・デジタル分野の人材を確保する

上手く機能していない物流管理を改善するためには、「効率化」「自動化」が重要なキーワードです。

一方で、物流業界全体でデジタル分野に対応できる人材が不足していることが原因で、自動化が思うように進まないという現状があります。

このような課題に対して物流業務に携わる担当者が起こせるアクションは、「デジタル分野への歩み寄り」です。
物流_自動化.png

物流管理の改善が必要な企業とは?

ここまで読んで、物流業界全体の現状と課題が、自社にも当てはまるという方は多いのではないでしょうか。

「従業員一人ひとりの負担が大きすぎるのが気になっていた」
「明確な原因はわからないが、業務が効率良く回っていないという実感がある」

自社の物流業務に対してこういった感覚を覚える企業は、物流管理の自動化と効率化を図り、現場の環境を改善していく必要があります。

物流管理を効率化させる4つのアイデア

物流_効率化.png

ここからは、「自社の物流業務に改善が必要だ」と判断された方に向けて、物流管理を効率化する4つのアイデアをご紹介します。

それぞれの実践方法や導入するメリット・デメリットを詳しく解説しているので、自社に最も合うと思えるものを見つけて実践していくのがおすすめです。

物流KPIを設定して問題点を洗い出す

物流業務がうまく回っているかの指標となる「物流KPI(物流管理指標)」を設定して、現状の問題点を可視化するという方法です。
物流_KPI.png

以下の表の計算式を参考に、自社の物流管理の状況を数値化してみましょう。

物流管理_数値化.png
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算出したデータを元に各工程の担当者と話し合ってスタッフの配置変えやマニュアルの改訂を行い、対策前と後の数値を比較することで、物流管理の効率化を進めていきます。
物流_比較.png

物流KPIについてより詳しく知りたい場合は、他社の事例なども公開されている国土交通省の資料「物流事業者におけるKPI導入の手引き」がおすすめです。

物流管理システムを導入する

在庫や配送状況の管理を手動で行っている場合は、それらの業務を「物流管理システム」で行うことで、効率化させることができます。

物流_管理システム.png

ここでは、代表的な物流管理システムであるWMS(倉庫管理システム)とTMS(配送管理システム)について、それぞれ詳しく解説していきます。

【WMS(倉庫管理システム)】
WMSとは、以下のような「倉庫内で発生する業務や情報」の管理を行うシステム全てのことを指します。

・入荷管理
・在庫管理
・棚卸
・出荷管理

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「せっかく導入したのに効果を感じない」といった事態を防ぐために、導入する際には「曖昧だった在庫の管理を明確にする」など、活用目的をあらかじめ明確にしておきましょう。

【TMS(配送管理システム)】
WMSが倉庫内の業務に特化しているのに対し、TMSは輸送・配送に特化した在庫管理システムです。

具体的には、次のような情報が自動で管理できます。

・リアルタイムの配送状況
・燃料の使用量
・車両の走行距離
・作業効率

TMS_導入.png

業務をアウトソーシングする

自社で行っていた物流業務を、他社に外部委託するという方法です。

物流業務全般を他社のスタッフに任せることもできれば、一部のみ依頼するという手段もあります。
物流_アウトソーシング.png
より詳しく知りたい場合は、物流業務のアウトソーシングの仕組みや特徴について解説したこちらの記事をご覧ください。

シェアリング倉庫を活用する

商品を「シェアリング倉庫」に保管して、コストをかけずに拠点を増やすという方法です。

倉庫シェアリング.png
一つの拠点から全国各地へ商品を配送するよりも、注文を受けたエリアごとに最寄りのシェアリング倉庫から車両を手配することで、配送業務の効率を上げられます。
倉庫_シェアリング.png

契約ややり取りの手間を解消できるシェアリング倉庫サービス「WareX」

シェアリング倉庫は、配送の効率を手軽に上げられる一方で、倉庫ごとの契約ややり取りに手間がかかるというデメリットもあります。

そんなデメリットを解消できるのが、全国各地から空き倉庫を検索できるシェアリング倉庫サービス、「WareX」。
倉庫_契約.png

「WareX」と寄託規約を締結すれば、あとは簡単な個別契約を締結するだけで全国各地の倉庫が利用できるようになります。

入出荷やトラブル対応の際のやり取りも「WareX」とだけになるので、提供者ごとへのコミュニケーションは不要です。

「配送業務を効率化させたい」
「契約の手続きやトラブル対応にコストをかけずにシェアリング倉庫を利用したい」

といった場合は、ぜひ「WareX」をご活用ください。
>>「WareX」のサービス内容を見る

まとめ

最後に、記事の重要ポイントのおさらいをしましょう。

【物流管理とは】
顧客から依頼された商品を「適切な品質・量・時期・場所・価格」で届けるために、物流業務全般の管理を行うこと
・配送・輸送
・保管
・荷役
・梱包・包装
・流通加工
・情報システム
→これらの全ての物流業務を効率よく機能させる

【物流管理を行う目的】
物流で起こりやすいトラブルを防いでサービスを向上させること
具体的には…
・誤配送を防ぐ
・欠品を防ぐ
・指定の日時に届ける
・商品の品質を保つ

【物流管理の現状と課題】
現状:業界全体の物流需要は拡大・人手不足が深刻化
課題:業務の自動化と効率化を進め、人手不足問題を解消する
→業界全体で遅れているとされる「デジタル分野への歩み寄り」が重要

【物流管理を効率化させる4つのアイデア】
・物流KPIを設定して問題点を洗い出す
・物流管理システムを導入する
・業務をアウトソーシングする
・シェアリング倉庫を活用する
→どの方法にも異なるメリット・デメリットがあるため、自社の現状に合ったものを選んで実践することが重要

本記事の内容が、あなたの会社の物流管理の自動化・効率化を進めるきっかけとなれば幸いです。